私の忘備録 正道会館入門 緊張の瞬間 初恋の残り火?

スポーツ

こんにちは、逆境☆マンです。

空手入門の話

前節で空手との衝撃的な出会いを果たした私は、何とか親を説得して入門させてくれとお願いします。

しかし父には猛烈に反対されました。

今まで野球もテニスも中途半端な辞め方をしたお前が、厳しい空手の世界でやれるわけがない。

中途半端な格闘技は狂人に刃だ!

喧嘩でもしでかすに決まっている。

今思えば仰る通り、私は飽きやすい性格なのかもしれません。

でも今回は違う事を証明したかった。

父は柔道4段で元オリンピックの代表候補選手。

実家の倒産という現実を前に、世界に羽ばたく前に引退を余儀なくされていました。

そんなこともあって甘ちゃんの私には無理だと決めつけてくる。

私はどうやっても最低10年は続け、昇段まではやると約束して拝み倒しました。

もう家でメロドラファイターをやるのが嫌になっていました。

身体を動かしたいし、居場所が欲しかった。

その頃まだテニスに未練があり、週1回だけテニスクラブで練習させてもらっていました。

その帰り道に初めて道場見学にいきます。

学生服でトートバックにラケットを突っ込んで、緊張の面持ちで階段を上ります。

今思えば緊張しているのか、ふざけているのか良くわからないスタイルでした。

失礼します、と扉をあけたら目の前には小柄だが全身筋肉質の髭もじゃの選手がシャドーをしていました。

怖い。

やっぱり今までいた世界とは明らかに異なります。

でも好奇心が勝って、接客用のパイプ椅子もお断りして正座で見学をしていたのでした。

その時練習されていたのが、軽量級ながら無差別の全日本選手権を2度も準優勝され、K1の礎を築いた佐竹雅昭選手とも死闘を繰り広げた、田上敬久先生でした。

興奮さながらに契約書、入門書を記入しこの世界で何等か形を残したいと思った高校2年生の初春。

少し人生に少し光が差してきた瞬間に思えました。

同時期に奇跡が起こります。

振られたつもりでいた彼女が何をどう思ったか分かりませんが交際を申し込んできてくれました。

嬉しい。

単純に。

この偏屈な性格の自分が、まだ人と関われる。

少しは気にしてもらえる…

一丁前に彼女も出来たぞ!!

これで高校生活も変わるぞ!!

希望に胸を躍らせた日の話。

ただそうそう話はうまく終わりません(笑)

こんな話が皆様のお役に立てれば何よりです。

ではでは

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