極悪女王 ユリアン コンプレックス 悪ではない

スポーツ

こんにちは、逆境☆マンです。

観ました!

コンプレックスは時に力になる。

ダンプ松本さんの自叙伝的映画。

私はちょっと時代がずれて居て、あまりダンプさんの現役時代やプロレスに対して関心が薄かった記憶があります。

しかしこの作品は心震えました。

どうしようもなく貧乏かつ不遇な少女時代。

心優しい少女が自分を180°変えて狂気の努力で人生を変えていく。

世間や大人達に翻弄されながらも運命を変えていくストーリー。

ただ周囲の環境がどうにも辛すぎる…

そして覚悟を決めてからが怖い、怖すぎる。

そんな彼女がプロレスラーに憧れを抱く経緯とは。

私はいつも自分の自己肯定感の低さに落胆していました。

小さい事でも何かを成し遂げる事が出来ない。

勉強もスポーツもそこそこでいつも辞めてしまっていました。

執着心が足りない子だったと思います。

アンディフグ選手に憧れて、不屈の闘志を持つ男になりたいと思いました。

空手道場に入門し何千回も何万回も突き蹴りを磨きました。

良い仲間達と、何より自分より強い人達に向かっていき、今日より明日成長する自分が嬉しかった事を覚えています。

しかし、強さを求めて集まった猛者たちの前ではいつもボコボコにされ倒され、転がされて打撲、骨折は日常茶飯事でした。

伸びない自分自身に苛立ったり失望したりと全く順風満帆ではありません。

それでも数十年続けられたのは、空手に何かを求めていたのでしょう。

もしくは思ったものがすぐに得られなっかったからこそ、これほど長く継続できたのかもしれません。

この物語でユリアンさん扮するダンプさんは、プロレスの道で食べて行こうと決意します。

ここが自分との決定的な違いです。

私も空手で食べて行きたいと密かに願いましたが、覚悟と決断が出来ませんでした。

最後まで踏み込む人間は何かが違います。

全てを曝け出した人間は美しい。

コンプレックスは悪い事だけでは無い。

それが一般的には社会で受け入れられなくても、命の火花を燃やす彼女の姿に心が震えました。

今は中年になり家族や周囲のお蔭でようやく穏やかに暮らし始めれています。

本当に有難い事で感謝しています。

ただ人生100年時代、まだまだ折り返し地点。

夢中、熱中、継続しながら魂の震える瞬間を作りたいと思わせてくれた作品です。

皆さんも魂を震わせましょー!

何かの参考になれば有難いです。

ではでは

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